豪雨の影響で広島県の観光消費額が45億円減収したって
災害地域に鞭を打つ状況になっているそうです。
完全な二次災害です。
観光消費額=旅行に来た人たちが泊まったり食べたり飲んだりして、その土地にお金を落としていくこと。
観光地にあるサービス業の多くは、県外からくるお客さんで成り立っていることが多いです。
もちろん商売ができている ということは災害では生命を落とさなかったわけですが、経済的なダメージもまた、往々にして人を殺します。
災害は、現象としては瞬間的なものだと捉えがちですが、被災地のダメージは非常にゆるやかな右肩さがりのグラフに例えるとわかりやすいでしょう。
私は先の東日本大震災の当年、被災地を見て回る機会がありましたのでイメージしやすいのですが、観光できるような状態ではない場所がとても多かったです。むしろ、生活拠点としての機能を完全に奪われていました。
命あっての物種 とはいっても、積み上げて来た営みをいとも簡単に捻り潰されては、回復に時間のかかることでしょう。
私たちにできることは、その土地を訪れてなるべく多くのお金を落としていくことくらいでしょうか。
熊本の震災も記憶に新しいままに、今度は豪雨。
日本はフィクション映画のような天災に見舞われることが増えて来ました。
非常に判断の難しいところではありますが、くれぐれも備えを忘れぬよう努めていきましょう。明日は我が身です