結局投資に行き着くんだなぁ。
人間一人の労働には、時間の絶対量から限界があるとの解がでます。
例えばフリーターの場合。
俳優・モデルになりたい。お笑い芸人・音楽活動をしたい。
様々な人が、それぞれの理由で時間とお金をうまくやりくりしようとします。
アルバイトなら時給1000円(便宜上1000円にします)で、1日に10時間くらいは働くでしょうか。月に24日働いたとしてようやく24万円。
そこから税金や保険料、家賃や水光熱費、通信費や食費など、営むために必要な支払い
をします。残るのは10万弱くらいと仮定しましょう。
養成所のレッスン費に消えていったり、新しいケーブルやエフェクターを買ったり、先輩のライブをみるためにチケットを買います。また、撮影や遠征などに備えてある程度の活動資金を蓄えておく必要もあります。
この10万円をフルに消費してしまうと、翌月も同じように稼がなければ生活ができなくなります。
例えば現場系会社員の場合。
私の知人は、公共事業から仕事を請け負って、トンネルを作ったり道路を整備したりだとかの、交通環境を整える会社に勤めています。
会社勤めといえど、実際は勤務日数=現場での稼働日数となっているので、大工さんたちと同じような感覚でみています。
現場が終われば上がりなのですが、お忙しいようなので1日に14時間働いたりすることはザラです。
それだけでは現場が間に合わず、日勤→そのまま夜勤→そのまま日勤 と連続で働くこともしばしば。もちろん残業代が半端じゃない金額になるので、月の手取りは80万を超えることもあるそうです。
例を挙げてみましたが、
・時間はあるけど、お金がない+お金のかかることをやっている(フリーター)
・お金はある程度あるけど、時間がまるでない(現場系)
このような人たちは世の中に相当数いるはずです。
業務内容やタイプは違えど、このどちらかに分類できるでしょう。
そして問題は、
その働き方を続けてたとして、経済的自由・時間的な自由・精神的な自由、そのどれか一つを手に入れられる確率すらほとんどないところにあります。
働かなくなったら収入は止まる。
これ、当たり前ですよね。
でも、経済的な自由をゲットしている人は、「じゃあどうしたらこの状態から脱却できるのか?」と、その先を考えるんです。
ここで仮に、35歳をひとつのターニングポイントとしましょう。
芸事も音楽も、例外はありますが、35歳くらいまでにある程度の地位を確率できていない場合、そこから興行的成功をする確率はかなり低いでしょう。
現場系の人たちも、若いときから食生活も乱れ、酒やタバコをやって、睡眠の質も低ければ、体調管理とは無縁な人がたくさんいます。
その場合、おそらく35歳くらいまでには身体になんらかの不調が出る人が多いでしょう。
これを早いとみるか遅いとみるかは、その人の年齢もあるので今回は割愛します。が、追い詰められたときに初めてより良い方法を探すようになる人が多いことを加味すると、まさにここがスタートラインになるでしょう。
なんのスタートラインか。もちろん投資です。
自分で稼いだお金を運用することで、配当金や運用益が得られます。
これ、不信感持ってる人結構多いですけど、銀行に預金して増えるのと感覚はほとんど一緒です。
投資は増える可能性もあるけど、なくなっちゃう可能性もあるでしょ!って人はリテラシーなさすぎますので、勉強しましょう。
昭和な脳みその人にざっくり説明しておくと、
投資
メリット:運用することで数%のリターンが見込める(リターンの多さは銘柄による
デメリット:元本(例えば最初に入金した50万)が毀損するリスクもある
銀行
メリット:なし(マイナス金利になったので、預けておいてももう増えません
デメリット:インフレ(物価が上がったり)になったとき、相対的にお金の価値が下がる
このようになります。
簡単なものから上級者向け(というか正しい知識が必要)なものまで様々ありますが、基本的には大きくリスクを取らない限り、安定したリターンが見込めるものを選ぶと無難です。
その過程でお金の使い方も見直し、自堕落な生活から節度のある生活へ改善し、デトックスデトックス〜としていくわけです。
お金が貯まってる(貯めたのではなく、使うタイミングがなかったという人はラッキー)人ならば、資金はあるわけですから、近くの本屋で片っ端から本を買っては読み漁ればいいんです。
お金が今の時点でない人でも、月に3000円からでも投資はいけます。
将来のことを考えて投資を始めるのに、3000円はちょっと安い?とも思いますが、最初はリスクをほぼ取らずにやってみるのがいいかもしれません。
慣れてきたら1万円とかにしてもいいですし。ちょっと無駄遣い減らして飲み会断ったら、2〜3万円くらいは余裕で捻出できるでしょう。
当たり前ですが、お金に詳しい人が近くにいないと発想もないでしょう。
これは一昔前だと、不運としか言えませんでした。が、今はスマホという最強のデバイスが誰の手にも握られているでしょう。
それを鍵としてインターネットという扉をあけ、周りの人が知らないような情報をとにかく浴びましょう。
お金は人を幸せにはしませんが、お金がある生活は私たちに「幸せとはなにか?」を考える時間をくれます。
この意義は非常に大きい。
今貯金が100万円もない人は、
・稼ぎが悪いか
・使いかたが悪いか
のどちらにも当てはまると思います。
好きなことに詳しくなるのもとても素晴らしいことです。
それなら、好きなことをするために必要なもの=お金の教養をつけたほうがいいはずです。
きっと今より良い人生になれます。
具体的に何をやればいいなんて、私にはいえませんが、証券会社の口座開設からですかね。まずは。
今までやってなかったことをやる時間を、人生に作りましょう。